ライブ配信におすすめの機材を解説。各機材のメリットも含めて詳しく解説!

  • 公開日:2023/06/12

ライブコマースではライブ配信で商品を紹介しますが、その際に悩むのが「機材」の問題です。いざライブコマースを始めようと思っても、どのような撮影機材を使うべきか悩む方も多いのではないでしょうか?

今回はライブ配信におすすめの機材を、各機材のメリットも併せて解説します。ライブコマースの配信機材選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

ライブ配信はスマートフォンだけでもできる

まず大前提として、ライブ配信はスマートフォン1台だけでも可能です。近年のスマートフォンに内蔵されているカメラは高性能であり、また、ライブ配信可能な多くのプラットフォームでもスマートフォン配信を行うための専用アプリを提供しているケースが多く、スマートフォンのみでも問題なくライブ配信できることが多いです。

しかし、スマートフォン単体だけでは映像表現の幅が限られるため、必要に応じて撮影機材を用意する必要があります。例えば、より映りを鮮明にしたい場合はライトで明るさを調整したり、ピンマイクを利用して音声をクリアにするなどの工夫が必要となります。

撮影機材には様々なものがあり、初心者にはなかなかハードルが高いということもあるため、ライブ配信開始当初は、とにかくライブ配信に慣れることを目標に、スマートフォンだけを用意して簡易的な配信を行い、その後に高クオリティを目指して必要な撮影機材を揃えていくという方法もおすすめです。

ライブ配信におすすめの機材

ここではライブ配信におすすめの機材を以下のジャンルに分けて紹介します。

●映像
●音声
●通信
●その他機材

上記機材を参考に、自社のライブコマースに適した配信機材を用意しましょう。

映像

映像関連では、以下の機材を用意するのがおすすめです。

●スマートフォン
●カメラ 
●ビデオミキサー/スイッチャー

撮影状況に応じて必要な機材を揃えましょう。

♦スマートフォン   

前述の通り、スマートフォンでもライブ配信は可能です。基本的には普段使用しているスマートフォンで問題ありませんが、あまり性能が低いと配信中にフリーズしてしまうなどトラブルが起きやすくなります。
もしライブ配信をしていて頻繁にトラブルが起きる場合は、最新機種への買い換えも検討した方が良いでしょう。

♦カメラ

ライブ配信用にハイビジョンカメラを用意することで、スマートフォンよりも高解像度でクオリティの高いライブ配信が可能です。
ライブ配信で使用するカメラを選ぶ際は、以下3つの機能が備わったものを選ぶのがおすすめです。

・HDMI出力端子
・HDMIスルー出力可能
・給電しながら撮影できる

特にライブ配信が長時間に及ぶ場合、カメラの電池が切れてしまう可能性があります。ライブ配信で使用するカメラは、給電しながら使えるものを選んだ方がトラブルを回避できます。

♦ビデオミキサー/スイッチャー

ビデオミキサーやスイッチャーは複数台のカメラを使用した配信を行う場合に必要な機材です。複数台のカメラで撮影した映像をもとに、ビデオミキサー上でテロップなどの特殊効果を加えながらミックスし、視聴者に届ける映像を作り上げます。
ビデオスイッチャーを選ぶ際は、カメラを接続できる台数を確認し、利用台数に対応したものを選ぶようにしましょう。

音声

スマートフォンに内蔵されたマイクでも、ライブ配信時の音声を拾えます。ただし、スマートフォンのマイクは基本的に音声通話用として設計されていますので、ライブ配信で綺麗に音を拾えないなどの問題が発生する可能性があります。また、端末周辺の環境音を拾ってしまうため、ライブ配信中に視聴者の雑音となる可能性があります。
そのため、スマートフォンを利用したライブ配信であっても、ピンマイクやガンマイク(指向性マイク)を利用するケースがあります。

音声関連の機材では、以下のものがおすすめです。

●ピンマイク
●ガンマイク(指向性マイク) 
●音声ミキサー

配信に応じて適切な音声機材を利用しましょう。

♦ピンマイク

ライブ配信ではピンマイクの使用がおすすめです。ピンマイクとは襟元に装着できる小型マイクのことで、普通のマイクと比べて手をフリーにできるのがメリットです。
ライブ配信では商品紹介で実際に使い方を見せながら配信するケースも少なくありません。そうした時にピンマイクであれば手をフリーにしたままマイクを使えるため、作業がしやすくなります。
商品紹介のように手が塞がってしまうケースでは、ピンマイクを使用した方が良いでしょう。

♦ガンマイク

ガンマイクも用意しておきたい音声機材と言えます。ガンマイクは指向性のあるマイクのことで、銃のような見た目から名付けられたと言われています。
ガンマイクは特定の方向の収音性に優れたマイクで、雑音を抑えたクリアな音声を捉えられるのがメリットです。そのため、スタジオなど屋内でのライブ配信はもちろん、雑音が入りやすい屋外のライブ配信でも綺麗に音声を拾えます。
周囲に雑音が多い環境でライブ配信を行う場合は、用意しておきたい機材と言えるでしょう。

♦音声ミキサー

音声ミキサーは音量バランスを調整できる機材です。音声ミキサーを使ってライブ配信を行えば、マイクやBGMの音量をそれぞれ調節し、視聴者が聞き取りやすい最適なバランスでライブ配信を行うことができます。
また、USBオーディオインターフェース機能に対応したものを選ぶのがおすすめです。USBオーディオインターフェース機能とはUSBでパソコンに接続し音声を認識できる機能で、パソコンを使ってライブ配信する際には必須の機能となります。

通信

ライブ配信では安定した通信環境も重要で、以下の機材を用意しましょう。

・モバイルルーター
・有線LAN

モバイルルーターは小型の持ち運び可能なWi-Fiルーターで、外出先でもインターネットが接続できるため屋外のライブ配信時に用意しておきたい機材です。スタジオなどの屋内でライブ配信を行う際は、有線LANを使用した方が良いでしょう。

無線LANは外部の影響で電波が乱れるケースもあり、接続が安定する有線LANを利用することで配信が止まるなどのトラブルが発生するリスクを抑えることができます。

その他機材

そのほかに用意しておいた方が良い機材として以下のものが挙げられます。

●三脚
●ジンバル
●レフ版、リングライトなどの照明器具
●グリーンバック

♦三脚

カメラを固定する三脚はライブ配信で必需品といえます。もちろん配信者側がカメラを手持ちして配信することも可能ですが、手ブレが多くなり映像が乱れるため視聴者の不快感が増してしまうでしょう。また、長時間カメラを持ち続ければ疲労も溜まってしまいます。三脚を使用することで、カメラを固定するだけでなく画角の切り替えもスムーズに行えるのがメリットです。三脚の中でもヘッドを滑らかに動かせるタイプのものを使用すれば、手ブレを抑えた上で画角を切り替えられます。

♦ジンバル

ジンバルは、スマートフォンの手持ちをサポートする手持ち器具のことです。スマートフォンを手に持って撮影すると手ブレが大きくなりますが、ジンバルを使うことで手ブレを抑えて撮影できます。ジンバルを選ぶ際には、水平方向や垂直方向など全ての方向バランスを取れる3軸タイプがおすすめ。よりブレの少ない滑らかな映像でライブ配信ができるでしょう。
ジンバルは屋外での撮影時に用意しておきたい機材です。

♦レフ版、リングライトなどの照明器具

レフ版やリングライトなどの照明器具もライブ配信時に用意しておきたい機材です。レフ版は被写体に光を反射させる器具のことで、被写体に光を当てることで明るく見やすいライブ配信ができます。スタジオ用の大きなものからバッグに入るコンパクトなものまで幅広い種類があり、用途に応じて使い分けるのが良いでしょう。
リングライトは円形の照明器具のことで、被写体全体に光を与えられます。コンパクトなものが多く、屋内から屋外まで幅広く使えるのが特徴。レフ版と組み合わせて使うことで、より明るく被写体を照らせる上細かい明るさ調整も可能です。

機材選定も含めてサポートできる「Live kit」

ライブ配信には多くの機材が必要で用意するだけでも大変ですが、機材選定も含めてトータルでサポートできるのが「Live kit」です。

Live kitは自社のWEBサイト上でライブ配信ができるライブコマースプラットフォームで、スマートフォンはもちろんカメラを使ったライブ配信にも対応。ライブコマースのプラットフォーム提供とともに、ライブコマース自体のサポートも幅広く行っています。具体的なサポート内容は以下の通りです。

・インフルエンサーやタレントなど出演者のキャスティング
・台本制作・現場ディレクション
・ライブ配信に必要な機材の準備
・ライブ配信の撮影
・ライブ配信後のデータ分析(視聴者数の推移や詳細なアクション)

ライブ配信に必要な機材では、カメラはもちろん、ガンマイクやピンマイク、ミキサー、小型LED照明、配信用パソコン、モニター用画面など幅広い機材を用意。自社で配信機材を揃える必要がなく、ライブ配信にかかる時間を削減でき、ライブコマースでの売上拡大に集中できます。

ライブコマースを始めたいけれども、機材など準備に時間をかけられない方にはLive kitの利用がおすすめです。

まとめ

ライブ配信はスマートフォンだけでも可能ですが、視聴者を惹きつける高いクオリティの配信にはそれなりの機材が必要です。今回の内容を参考に、自社の配信目的にあった配信機材を用意しましょう。

もし自社で機材を用意するのが難しい場合は、「Live kit」で機材準備をサポートしているのでぜひお気軽にお問い合せください。