ライブ配信ではどんなトラブルが考えられる?原因と対策を注意点と合わせて解説

  • 公開日:2023/06/27

動画よりも臨場感を感じやすくリアルタイムのコミュニケーションが可能なことから、情報発信の手段として企業のマーケティングにおいてもライブ配信が多く利用されています。

しかし、ライブ配信は事前に収録する動画投稿とは異なり編集ができないことから、トラブルが発生しやすいため実施にあたって注意が必要です。

実際に、ライブ配信中に「映像が途切れた」「音声が聞こえなくなる」などのトラブルを経験した方も多いのではないでしょうか?

今回はライブ配信で起きるトラブルについて原因や対策、注意点を解説します。どのようなトラブルが起こりうるかを予め把握し、リハーサルを含め事前に十分な準備を行うことで、トラブルが起こる可能性が減るとともに、万が一トラブルが発生してしまっても落ち着いて対処できるようになります。

ライブ配信中のトラブルに不安をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。

ライブ配信はトラブルが起こりやすい?

ライブ配信は動画投稿と違い編集ができないため、配信中にさまざまなトラブルが起きやすいです。主にライブ配信中に起きるトラブルとして、以下が挙げられます。

●音声が聞き取りにくい・聞こえない
●画質が悪い・資料が見にくい
●配信が途切れる
●音楽など著作権の問題
●出演者の発言による炎上
●視聴者による悪質な荒らし行為

特にライブ配信では回線や機材関係のトラブルが多く、事前に撮影機材や回線に問題がないかをチェックしておく必要があります。

また、外部の出演者を起用する場合には、事前に配信内容や台本について十分なすり合わせを行っておかないとトラブルの元となりかねません。ライブ配信でトラブルが起きると視聴者にマイナスな印象をもたれてしまい、視聴の途中離脱も起きやすくなります。最悪の場合、企業の信用度低下にもつながってしまう恐れがありますので注意が必要です。次の項目でよくある配信トラブルの対策方法を紹介するので、万全な体制でライブ配信に臨みましょう。

ライブ配信で起こるトラブルの原因と対策

ライブ配信でよくあるトラブルに関して、以下の原因と対策を解説します。

●音声が聞こえない、聞き取りにくい
●画質が悪い
●配信が途切れる
●音楽など著作権の問題
●出演者の発言による炎上
●視聴者による悪質な荒らし行為

ライブ配信前に上記の対策を行い、万全な体制でライブ配信を行いましょう。

音声が聞こえない、聞き取りにくい

「音声が聞こえない、聞き取りにくい」など音声に関するトラブルは、ライブ配信で非常に多く発生します。音質が悪い原因として考えられるのは、ピンマイクなどを用いずにPCやスマートフォンの内蔵マイクを使用していることです。

PCやスマートフォンに内蔵されているマイクは通話対応など最低限の性能しか備えておらず、デバイス自体の振動によるノイズや撮影場所周辺の環境音を拾ってしまうことにより音声が聞き取りづらくなる場合があります。

この問題を解決するには、配信専用の高性能なマイクを使用しましょう。具体的には指向性の高い「ガンマイク」や収音性の高い「ピンマイク」などが挙げられます。これらのマイクを使用することで音質がクリアになり、音声が聞こえづらい問題を解消できます。

また、マイクをPCに接続する際はオーディオインターフェイスが必要となるため、事前に準備しておきましょう。

画質が悪い

ライブ配信中に「映像の画質が悪くなる」ことも、よくあるトラブルとして挙げられます。ライブ配信の画質が悪くなる原因としては、主に以下が挙げられます。

・PCなど配信機材のスペックが低い
・配信ソフトのビットレートが低い
・配信端末の通信環境が不安定(通信速度が遅い)
・視聴者側の通信環境が不安定(通信速度が遅い)

PCやカメラなどの配信機材のスペックはダイレクトに画質の良し悪しに関わってきます。PCで映像処理を行う際に重要となるのは、メモリとCPUです。ライブ配信を行う場合には比較的スペックの高いPCを使用することを検討しましょう。

配信ソフトを使う場合は適切なビットレートを設定する必要があります。ビットレートとは、1秒間に送受信できるデータ量のことで、大きいほど高画質で配信できます。
ただし、無闇に高い値に設定すると配信先のサーバーで規定される制限を超えてしまい、配信できなくなるため注意が必要です。

利用する配信プラットフォームに規定されているビットレート上限を調べ、可能な範囲でビットレートを高い値に設定しましょう。

配信が途切れる

ライブ配信が途中で途切れることも、よくあるトラブルの1つです。配信が途切れる場合の多くは、通信環境の不安定さが原因です。そのため、よく配信が途切れてしまう場合は、専用の有線LANを使用するなど、通信環境が安定している場所で配信をするようにしましょう。

有線LANは無線LANに比べて、以下の特徴があります。

・高速通信が可能
・電波干渉されづらい

上記の特徴から、有線LANは安定した通信が可能で、配信が途切れるリスクを最小限に抑えられます。もし、外出先の配信などで有線LANが使えない場合は、高速通信が可能なモバイルルーターを契約してライブ配信を行った方が良いでしょう。

また、ライブ配信中、配信端末(PCまたはスマートフォン)は配信先のサーバーに映像を送信し続けるため、配信端末が接続している通信環境が安定しており、適切な通信速度が保たれている必要があります(一般的にライブ配信では上り30MBps以上の通信速度が推奨値)。

なお、共用の通信環境では日時により回線利用状況が変化するため、リハーサル時点では通信速度に問題が見られなかった場合でも、ライブ配信時に回線の混雑によりうまく通信ができない場合があります。可能であればライブ配信時には、配信端末専用のネットワーク環境を用意することをおすすめします。

音楽など著作権の問題

ライブ配信でBGMなどを流す場合、著作権の問題に引っかかる場合もあります。基本的に他人が作成したもしくは演奏したBGMをライブ配信で勝手に流すことは、著作権法で禁止されています。そのため、他人が作成したBGMを使う場合、使用許可を得るなどの対策が必要です。

ただし、使用許可を得るのは労力がかかるため、著作権フリーの楽曲を使用した方が良いでしょう。著作権フリーの楽曲を集めたサイトは数多く存在しており、こうした楽曲を使用すれば特段使用許可を得ることなくライブ配信中にBGMとして使用できます。

また、BGMと同じ「音」に関するその他のトラブルとして、店舗などから配信を行う場合に店内アナウンスなどが拾われてしまうケースがあります。注意が必要な場合には「店舗の営業時間帯にライブ配信を行わない」「店舗以外の場所から配信を行う」「ピンマイクなどを使用する」など対策を検討しましょう。

出演者の発言による炎上

配信者の発言が他者を不快にさせるものだった場合、ライブ配信自体が炎上しトラブルになる可能性があります。近年はSNSなどで拡散され問題になるケースが増えています。また、配信者の発言が配信者の意図しない形で視聴者に伝わってしまうことで炎上に繋がるケースもあります。

誹謗中傷はもちろんのこと、誤解されてしまうような発言を行わないよう、事前に企画内容や台本のチェックを念密に行っておきましょう。

万が一ライブ配信中に他者を不快にさせる発言をしてしまいコメント欄が荒れた場合は、すぐに謝罪しトラブルが大きくならないようにしましょう。

視聴者による悪質な荒らし行為

ライブ配信中に、嫌がらせ目的の悪質な荒らしコメントが投稿され、トラブルとなるケースもあります。配信者側に不備がありコメントで指摘を受けた場合は謝罪が必要ですが、脈絡のない悪質な荒らしコメントは基本的に無視することが大切です。

不用意に荒らしコメントに反応してしまうと、より相手の反応が強くなりライブ配信の進行に支障が出てしまいます。荒らしコメントが執拗に来る場合は、ブロック機能を利用するなど該当する視聴者がコメントできないよう対策を打ちましょう。

Live kitなら配信をまるごとサポート

ここまでライブ配信中のトラブルについて解説しましたが「Live kit」は配信中のトラブルへのサポートにも対応しています。

Live kitは自社のWEBサイト上でライブ配信が可能なライブコマースサービスで、ライブ配信を行い商品を販売・PRするライブコマースが可能なのはもちろん、ライブ配信における以下のサポートも行っています。

●出演する演者(インフルエンサー)のキャスティング
●台本制作や現場ディレクション
●ライブ配信の機材準備〜撮影
●ライブ配信後のパフォーマンス分析

特にライブ配信の機材準備から撮影までサポートするため、映像や音声の途切れなどトラブルにも余裕をもって対応でき心配なくライブ配信が可能です。

ライブ配信中のトラブルが心配な場合は、ぜひLive kitを検討してみてください。

まとめ

ライブ配信には映像・音声トラブルなどさまざまな問題が発生する可能性があります。今回の内容を参考によくあるトラブルに関して事前に対策を行い、万全な体制でライブ配信を行いましょう。

もし、ライブ配信中のトラブルが不安な場合は、Live kitの利用をおすすめします。